スイス・ローザンヌのアール・ブリュット美術館の館長は、このアートの特徴は「孤独、秘密、沈黙」の3つだと言う。
TVで見る限り、作家たちは知的障害者であり、精神障害者であるようだ。彼らは他人と関係無しに、ただ自分のためにだけ描く。その「創らずにいられない」という表現衝動の大きさや、画面の熱中度に驚かされる。
例えば坂上チユキの青い作品。この美しく緻密で透明感のある青い抽象画は20年がかりで描かれたという。彼女の3作品を見るためだけに、近江八幡に出かけようかという気分になる。その美しさと緊張感は写真やTVでは伝えきれないと感じるからだ。
一方でTVを見て感じたアウトサイダーアートの欠陥は「停滞」だ。作家がある状態に固着し、変化の様相がない。
毎日絵日記をつけてる作家が代表的な例だろう。この人は、文の文字に模様を描きくわえて、読めない文章(ノートいっぱいの模様)にするのだが、元の日記の文章は毎日同じ。日付けは変わるが、毎日天気は「晴れ」である。
十代の頭頃、大きめの画用紙の裏表に立体迷路を描いてた時期がある。半年以上かかって、もう描き込むところが無くなったので放棄した。新聞の切り抜きで大きなコラージュのようなものを作ってた時期もある。僕の今の表現活動はその頃と地続きだ。だけどやり方はずいぶん違う。
アウトサイダーたちの固着ぶりは、僕には何かイヤなものに思える。「別のとこに行きたい」願望が僕の中で強いせいかもしれない。
TVで見る限り、作家たちは知的障害者であり、精神障害者であるようだ。彼らは他人と関係無しに、ただ自分のためにだけ描く。その「創らずにいられない」という表現衝動の大きさや、画面の熱中度に驚かされる。
例えば坂上チユキの青い作品。この美しく緻密で透明感のある青い抽象画は20年がかりで描かれたという。彼女の3作品を見るためだけに、近江八幡に出かけようかという気分になる。その美しさと緊張感は写真やTVでは伝えきれないと感じるからだ。
一方でTVを見て感じたアウトサイダーアートの欠陥は「停滞」だ。作家がある状態に固着し、変化の様相がない。
毎日絵日記をつけてる作家が代表的な例だろう。この人は、文の文字に模様を描きくわえて、読めない文章(ノートいっぱいの模様)にするのだが、元の日記の文章は毎日同じ。日付けは変わるが、毎日天気は「晴れ」である。
十代の頭頃、大きめの画用紙の裏表に立体迷路を描いてた時期がある。半年以上かかって、もう描き込むところが無くなったので放棄した。新聞の切り抜きで大きなコラージュのようなものを作ってた時期もある。僕の今の表現活動はその頃と地続きだ。だけどやり方はずいぶん違う。
アウトサイダーたちの固着ぶりは、僕には何かイヤなものに思える。「別のとこに行きたい」願望が僕の中で強いせいかもしれない。