ミレーやモネ。

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 今日はひろしま美術館に行って来た。

 『田園讃歌』と題し、ミレーやモネを中心とした19世紀の画家たちの、主に農村風景を描いた絵画の展覧会である。

 ミレーの『落穂拾い、夏』やモネの『ジヴェルニーの積みわら、夕日』という絵が目玉のようだった。

 ミレーの「落穂拾い」。中学校の頃は、おばさんたちが落ち葉かごみかを拾っているんだろ、位にしか思ってなかった(笑)が、実際は全然違うと知ったのは大学を卒業してから。ふらふら

 当時のフランスでは、畑の持ち主が全ての麦を収穫することは許されておらず、貧しい農民たちがあとから落穂を拾うことが出来るように、わざと残しておくよう定められていたそうなのである。

 ミレーの『落穂拾い』は、残り物の落穂を拾っている農婦を尊敬を持って描いている絵なのだ。

 黒田清輝の絵も後半あったが、彼がかなりミレーの影響を受けて、農民が労働している姿を描いているということにも驚いた。

 
 モネはよく「光の画家」と形容されることが多いが、まさにその名にふさわしい、赤みがかった夕焼けの光が、バックから積みわらをやさしく包み込んでいるような絵だった。

 今まで、印象派を軽視していたが、実物を見て圧倒された。その場を立ち去り難く、他の絵を見てはまたそこに戻るということを何度か繰り返した。

 ミレーは、働く農民の姿に崇高な宗教的といえるほどの感情を持って描いているので、労働する農民が主役だが、モネの絵には労働する人はおろか、人物が一切出てきていない。ただ目の前の光の美しさを留めようとしているだけのようである。

 同じ農村を描きながら、見るものが全く違うということに驚くが、どちらの絵も素晴らしい。

 帰りがけに、ミレーの『種まく人』のキーホルダーとモネのクリアファイルを買った。

 いい日だった。

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このページは、sumikaが2008年3月15日 16:24に書いたブログ記事です。

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